

陶芸家・飯田浩丈さんの作る土鍋のフォルムは、シンプルで、温かみがあり、モダンです。「用」と「造形美」を兼ね備え、テーブルに置くとひときわ雰囲気を作りだしてくれます。
飯田さんは幼少期から器作りに親しみ、陶芸家に師事していましたが、大学時代は美術大学で彫刻を専攻しました。卒業後も数年間は現代彫刻家として歩み、その作品はパブリックスペースに設置されるほどでした。彫刻で磨いた造形感覚は、飯田さんの存在感のある土鍋の形に、おのずと投影されています。
人の心や日常生活に直接的にうったえるものを制作していきたいという飯田さん。陶芸の道にもどり、土鍋を作り続ける中で追求してきたことは、「使う人にとっていい鍋であること、料理が美味しく仕上がって、丈夫で長く使い続けてもらえるもの」。そうしたことを第一に考えて制作されてきたそうです。
今回、ご紹介するタジン鍋は、シックな黒のいぶし釉をかけた鍋に、ドーム型の帽子のようなフタをかぶせたスタイリッシュなスタイル。飯田さんの工房で、土鍋が形づくられていく作陶工程の一部を見せていただきました。
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飯田浩丈
1965 神奈川県に生まれる
1989 多摩美術大学彫刻科石彫教室卒業
1989~1996 二科展に毎年出品
1995 二科展特選受賞。石彫作品「飛翔」を株式会社スワンに設置
2001 石彫作品「天啓」「天機の盃」を聖ドミニコ学園に設置
2002 茅ヶ崎に築窯し、陶芸の制作活動に入る
同年、個展gineta「水の渦 火の渦 土の渦」を開催
以後、主に東京、神奈川で、土鍋や日常の器を中心にした個展を毎年開催している









江戸桶「桶栄」




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