一番だしのとり方:煮出し法
・水 2000cc
・昆布 40g(真昆布または利尻昆布) ・鰹削り節 50g~60g(鮪の削り節を使用してもよい)

昆布の表面を固く絞った濡れふきん、またはクッキングペーパーでかるく拭き、ホコリや砂を取り除きます(昆布によっては、乾いたクッキングペーパーでかるく拭いてもよいでしょう)。表面に吹き出ている白い粉は、マンニットと呼ばれる甘み成分ですから、落とさないようにしましょう。

鍋と昆布のまわりに細かい泡が立ち、昆布が広がりはじめたら火を調節します。できる限り65度前後(※)を保ちながら、温度が上がり過ぎないように注意して時間をかけて炊きます。アクが出てきたら取り除きます。じっくりうま味を引き出し、味見をしてよい加減になったら昆布を引き上げます。(昆布を火にかけてから引き上げるまで、約60分前後を目安に)
ポイント
◎クッキング温度計は、常備しておくと便利です。
◎60度~70度が昆布と削り節を炊く適温――
昆布のうま味を引き出すのによい温度は、60度~70度まで(※)といわれ、煮立てたり、長時間煮すぎたりすると、海草の臭みが出てしまい、色もくすんできます。同様に、鰹節類の香りが失われず、雑味のないコクとうま味を引き出すよい温度は60度~70度(※)といわれています。
(※)『だしの基本と日本料理』柴田書店
◎昆布や削り節は、種類や品質、また火加減と炊く時間によっても味や色の出方が変わってきます。だしのとり方に方程式はないといわれていますので、途中で必ず味見をして、うま味や素材のくせを確かめ、調節するとよいでしょう。
保存
だしは、ビンに入れて冷蔵庫で保存。3日以上経つと風味はおちていきます。使い切れない場合は、製氷機で凍らせてキューブにしたり、使いやすい量に分けてフリーザーパックに冷凍しておくとよいでしょう。
水出し法
一番だしの「昆布だし」のとり方には、煮出し法のほかに水出し法があります。水出し法は、昆布を10時間ほど水につけてうま味を出す方法で、味はすっきりしています。
※昆布だしは、さまざまな料理に使えますので、多めに作って取り分けておいてもよいでしょう。但し、水出しした汁は菌が繁殖しやすいといわれますので、加熱してから保存しましょう。
材料(2人分)
・二十穀米のおにぎり2個(白米2合と二十穀米大さじ4を混ぜて炊いたもの)
・一番だし 500cc ・ニンジン 1.5〜2cm ・小かぶ 1/2個 ・ウド 5cm
・塩 小さじ1/4 ・酒 小さじ2 ・薄口醤油 少々 ・三つ葉 適量 ・白ごま 適量










江戸桶「桶栄」




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